2025年年初からの9カ月間の税引前利益は、2024年年初からの9カ月間から64%増加して77億ユーロ、ポストバンク訴訟の影響を調整した場合は36%の増加
2025年通年の目標に沿った、2025年年初からの9カ月間の主要財務比率
2025年年初からの9カ月間の収益の成長は通年の目標達成を後押し
2025年年初からの9カ月間のコストは、営業関連以外のコストの減少を反映して2025年のガイダンスと一致
強固な資本創出が成長と株主還元を後押し
2025年第3四半期の税引前利益は、過去最高の24億ユーロで、前年同四半期から8%増。前年同四半期におけるポストバンク訴訟引当金の戻入れを調整した場合には34%の増加
「ドイツ銀行は2025年第3四半期および2025年年初からの9カ月間においても過去最高益を達成し、変化の激しい環境下においてもクライアントと株主の皆さまにグローバル・ハウスバンクとしての価値をご提供し続けていることを示しました。」と、チーフ・エグゼクティブ・オフィサーのクリスティアン・ゼーヴィングは述べています。「当行は2025年の財務目標の達成に向け順調に推移しており、過去3年間で株主還元を毎年50%増加させたことで2022年から2026年にかけて総額80億ユーロ超を株主に還元できる見通しです。私たちは、次の戦略フェーズに向けた確固たる基盤を築くことができました。」
ドイツ銀行(銘柄コードXETRA:DBGn.DB/NYSE:DB)は、本日、2025年年初からの9カ月間の税引前利益が77億ユーロとなり、2024年年初からの9カ月間から64%増加したと発表しました。両期間におけるポストバンク買収訴訟引当金の影響を調整した場合、税引前利益は前年同期から36%増加しました。この度の利益成長 は、収益が前年同期から7%増加したことに加え、主に前述のポストバンク訴訟の影響が再発しなかったことによる営業関連以外の費用の大幅な減少に牽引され、利息以外の費用が前年同期から8%減少したことを反映しています。営業関連以外の項目を除く調整済コストは、コストガイダンスに沿ってほぼ横ばいの152億ユーロでした。2025年年初からの9カ月間の純収益は、244億ユーロで、2025年通年のガイダンスの約320億ユーロと一致 し、2025年年初からの9カ月間の利息以外の費用の154億ユーロもまた、通年のガイダンスの約208億ユーロと一致しました。
ドイツ銀行の目標財務比率は、2024年年初からの9カ月間から著しく改善し、2025年の目標に沿うものとなりました。税引後平均有形株主資本利益率(RoTE)1は、前年同期の6.0%から上昇して10.9%となり、10%超という当行の2025年の目標に沿うものとなりました。税引後平均株主資本利益率(RoE)1は、前年同期の5.4%から上昇して9.8%となりました。費用収益比率は、前年同期の73.2%から低下して63.0%に改善し、65%未満という当行の2025年通年目標に沿うものとなりました。2025年年初からの9カ月間の希薄化後1株当たり収益は、前年同期の1.22ユーロの2倍近い2.35ユーロとなりました。
2025年年初からの9カ月間において、ドイツ銀行の各事業部門は、当行グループの収益性および目標比率に、以下のとおり貢献しました。
2025年第3四半期において、税引前利益は、2024年第3四半期から8%増加して第3四半期として最高の24億ユーロとなりました。前年同四半期のポストバンク関連の訴訟引当金の一部戻入れによる約440百万ユーロのプラスの影響を除くと、税引前利益は、前年同四半期から34%増加しました。この推移は、以下を反映しています。
2025年第3四半期の税引前利益は、前年同四半期から9%増加して18億ユーロとなりました。当行の主要財務比率は、税引後RoTE1が10.7%、RoE1が9.6%、費用収益比率が64.4%となり、いずれも2025年の目標に沿うものとなりました。
チーフ・ファイナンシャル・オフィサーのジェームス・フォン・モルトケは、次のように付け加えました。「多様化された当行の事業部門の収益モメンタムと、継続的なコスト管理により、自己資本の有機的な成長力は堅調であり、これまで2025年の3四半期すべてにおいて有形株主資本利益率10%超を達成しています。全4事業部門が戦略的計画を進展させているところであり、今年も広範な実行マイルストーン達成と管理態勢の向上を成功裏に継続しました。」
ドイツ銀行は、2025年年初からの9カ月間もグローバル・ハウスバンク戦略のあらゆる面での実行を加速し続けました。進展には、以下が含まれます。
2025年第3四半期および2025年年初からの9カ月間ともに、当行グループの収益は7%成長しました。当行の各事業部門における収益の推移は、以下のとおりです。
コーポレート・バンク:
インベストメント・バンク:
プライベート・バンク:
アセット・マネジメント:
2025年年初からの9カ月間の利息以外の費用は、前年同期から8%減少し、154億ユーロとなり、約208億ユーロの当行の2025年通年の見通しに沿った水準となりました。前年同期比での動向には、予想どおり営業関連以外のコストの大幅な減少が含まれますが、これは主に前年同期のポストバンク関連訴訟引当金の再発がなかったことを反映しています。
2025年年初からの9カ月間の営業関連以外のコストは194百万ユーロで、前年同期から88%の減少となり、これは、前年同期にはポストバンク関連の訴訟に対する純引当金約900百万ユーロが含まれていたためです。一方、2025年年初からの9カ月間の営業関連以外のコストは、ポストバンク関連の引当金の戻入れによって恩恵を受けました。2025年年初からの9カ月間の再編および退職費用は166百万ユーロで、前年同期から32%減少しました。
2025年年初からの9カ月間の調整済コスト1は、前年同期から変動なく、ガイダンスに沿った水準で、152億ユーロとなりました。2025年第3四半期末現在、従業員(常勤相当)は90,330名で、2024年年初からの9カ月間からほぼ横ばいであり、2025年第2四半期末現在の89,426名からは増加しました。2025年第3四半期の増加には、7月に当行に入行した889名の新卒者が含まれています。
2025年第3四半期の利息以外の費用は、前年同四半期から9%増加して52億ユーロとなりました。この増加は主に、前年同四半期の前述のポストバンク訴訟引当金の戻入れが再発しなかったことを反映しています。調整済コストは、四半期ガイダンスに沿った水準で、前年同四半期から変動なく、50億ユーロとなりました。
2025年第3四半期の信用損失引当金は、417百万ユーロ(貸出平均残高の35ベーシスポイント)で、前年同四半期から16%減少し、2025年第2四半期と比較して1%減少しました。不良債権(ステージ3)に対する引当金は357百万ユーロで、2025年第2四半期の300百万ユーロから増加しました。これは主に2025年第2四半期にモデル更新が生じなかったことが主な要因ですが、前年同四半期の482百万ユーロから26%減少しました。正常債権(ステージ1およびステージ2)に対する引当金は60百万ユーロで、2025年第2四半期の123百万ユーロから減少しましたが、モデル更新を主に反映して、引き続き前年同四半期よりは依然として大幅に高い水準を維持しました。
2025年年初からの9カ月間の信用損失引当金は、13億ユーロ(貸出平均残高の37ベーシスポイント)で、前年同期から7%減少しました。不良債権(ステージ3)に対する引当金は、前年同期の14億ユーロから28%減少し、10億ユーロとなりましたが、正常債権(ステージ1およびステージ2)に対する引当金は、313百万ユーロで、モデル更新およびマクロ経済的環境の変化を反映し、前年同期を大幅に上回りました。当行はガイダンスに沿って、2025年下半期の信用損失引当金が2025年上半期から減少することを見込んでいます。
2025年第3四半期末現在の普通株式等Tier1(CET1)資本比率は14.5%となり、2025年第2四半期末現在の14.2%から上昇しました。2025年第2四半期からの推移は、その他Tier1資本証券(AT1証券)のクーポン、配当および自社株の買戻しによる控除後の留保利益を通じた、堅調な有機的な自己資本の創出を反映しています。
当行は、最近、2025年9月17日に開始された250百万ユーロの自社株の買戻しプログラムが完了したと発表しました。これにより既に完了している2025年4月に開始された750百万ユーロの自社株の買戻しプログラムと合わせて、年内で自社株の買戻し合計は10億ユーロに達しました。 2025年5月に支払われた2024年の配当を含む2025年の資本分配合計は23億ユーロに達し2024年比で約50%増加しました。
レバレッジ比率は、2025年第3四半期末現在で4.6%となり、2025年第2四半期末現在の4.7%からわずかに低下しました。自己資本の創出によるプラスの影響は、2025年9月に発表済の12.5億ドルのAT1証券の償還により大幅に相殺されました。レバレッジ・エクスポージャーは、2025年第3四半期末現在で1兆3,000億ユーロとなり、2025年第2四半期末現在の1兆2,760億ユーロおよび前年同四半期末現在の1兆2,840億ユーロから増加しました。
2025年第3四半期末現在の流動性カバレッジ比率は、2025年第2四半期末現在の136%から上昇して140%となり、規制要件である100%を上回り、余剰額は670億ユーロとなりました。2025年第3四半期末現在の質の高い流動性資産は2,340億ユーロで、2025年第2四半期末現在の2,320億ユーロから増加しました。安定調達比率は119%となり、2025年第2四半期末現在からわずかに低下しましたが、当行の目標範囲である115%から120%の範囲内にあり、余剰額は1,010億ユーロとなりました。
2025年第3四半期の顧客預金は、6,630億ユーロとなり、2025年第2四半期の6,530億ユーロ、2024年第3四半期の6,500億ユーロに対し増加しました。
2025年第3四半期のサステナブル・ファイナンスおよびESG投資の取引高(DWSを除きます。)2は230億ユーロでした。これにより、2020年1月1日以降の累積取引高は4,400億ユーロとなり、2025年第2四半期末現在の4,170億ユーロから増加しました。
2025年第3四半期におけるドイツ銀行の各事業部門は、以下のとおり貢献しました。
2025年第3四半期における主な取引は、以下のとおりです。
2025年第3四半期において、ドイツ銀行はESG格付の大幅な改善を達成しました。当行のS&Pコーポレート・サステナビリティ評価(CSA)スコアは100点満点中67点から72点に上昇し、サステナリティクスのESGリスク格付スコアは24.8から9.0に改善しました。当行は、ドイツおよびインドにおける「コーポレート・レスポンシビリティ最優秀銀行」ならびに「アジアのダイバーシティ&インクルージョン最優秀銀行」を含む、ユーロマネーの「アワード・フォー・エクセレンス」の11の賞を受賞しました。
1 本項目およびその他のGAAP以外の財務的測定尺度の詳細については、2025年第3四半期補足財務データ(英文)の15頁から21頁の「GAAP以外の財務的測定尺度」および2025年9月30日に終了した期間に関する収益報告書(英文)の57頁から62頁の「GAAP以外の財務的測定尺度」をそれぞれご参照ください。2 コーポレート・バンク、インベストメント・バンク、プライベート・バンクおよびアセット・マネジメント
プレスリリースの全文をダウンロードする
2025年年初からの9カ月間の税引前利益は、2024年年初からの9カ月間から64%増加して77億ユーロ、ポストバンク訴訟の影響を調整した場合は36%の増加
2025年通年の目標に沿った、2025年年初からの9カ月間の主要財務比率
2025年年初からの9カ月間の収益の成長は通年の目標達成を後押し
2025年年初からの9カ月間のコストは、営業関連以外のコストの減少を反映して2025年のガイダンスと一致
強固な資本創出が成長と株主還元を後押し
2025年第3四半期の税引前利益は、過去最高の24億ユーロで、前年同四半期から8%増。前年同四半期におけるポストバンク訴訟引当金の戻入れを調整した場合には34%の増加
「ドイツ銀行は2025年第3四半期および2025年年初からの9カ月間においても過去最高益を達成し、変化の激しい環境下においてもクライアントと株主の皆さまにグローバル・ハウスバンクとしての価値をご提供し続けていることを示しました。」と、チーフ・エグゼクティブ・オフィサーのクリスティアン・ゼーヴィングは述べています。「当行は2025年の財務目標の達成に向け順調に推移しており、過去3年間で株主還元を毎年50%増加させたことで2022年から2026年にかけて総額80億ユーロ超を株主に還元できる見通しです。私たちは、次の戦略フェーズに向けた確固たる基盤を築くことができました。」
ドイツ銀行(銘柄コードXETRA:DBGn.DB/NYSE:DB)は、本日、2025年年初からの9カ月間の税引前利益が77億ユーロとなり、2024年年初からの9カ月間から64%増加したと発表しました。両期間におけるポストバンク買収訴訟引当金の影響を調整した場合、税引前利益は前年同期から36%増加しました。この度の利益成長 は、収益が前年同期から7%増加したことに加え、主に前述のポストバンク訴訟の影響が再発しなかったことによる営業関連以外の費用の大幅な減少に牽引され、利息以外の費用が前年同期から8%減少したことを反映しています。営業関連以外の項目を除く調整済コストは、コストガイダンスに沿ってほぼ横ばいの152億ユーロでした。2025年年初からの9カ月間の純収益は、244億ユーロで、2025年通年のガイダンスの約320億ユーロと一致 し、2025年年初からの9カ月間の利息以外の費用の154億ユーロもまた、通年のガイダンスの約208億ユーロと一致しました。
ドイツ銀行の目標財務比率は、2024年年初からの9カ月間から著しく改善し、2025年の目標に沿うものとなりました。税引後平均有形株主資本利益率(RoTE)1は、前年同期の6.0%から上昇して10.9%となり、10%超という当行の2025年の目標に沿うものとなりました。税引後平均株主資本利益率(RoE)1は、前年同期の5.4%から上昇して9.8%となりました。費用収益比率は、前年同期の73.2%から低下して63.0%に改善し、65%未満という当行の2025年通年目標に沿うものとなりました。2025年年初からの9カ月間の希薄化後1株当たり収益は、前年同期の1.22ユーロの2倍近い2.35ユーロとなりました。
全4事業部門にわたり2桁の利益成長および10%を超えるRoTE1
2025年年初からの9カ月間において、ドイツ銀行の各事業部門は、当行グループの収益性および目標比率に、以下のとおり貢献しました。
2025年第3四半期において、税引前利益は、2024年第3四半期から8%増加して第3四半期として最高の24億ユーロとなりました。前年同四半期のポストバンク関連の訴訟引当金の一部戻入れによる約440百万ユーロのプラスの影響を除くと、税引前利益は、前年同四半期から34%増加しました。この推移は、以下を反映しています。
2025年第3四半期の税引前利益は、前年同四半期から9%増加して18億ユーロとなりました。当行の主要財務比率は、税引後RoTE1が10.7%、RoE1が9.6%、費用収益比率が64.4%となり、いずれも2025年の目標に沿うものとなりました。
チーフ・ファイナンシャル・オフィサーのジェームス・フォン・モルトケは、次のように付け加えました。「多様化された当行の事業部門の収益モメンタムと、継続的なコスト管理により、自己資本の有機的な成長力は堅調であり、これまで2025年の3四半期すべてにおいて有形株主資本利益率10%超を達成しています。全4事業部門が戦略的計画を進展させているところであり、今年も広範な実行マイルストーン達成と管理態勢の向上を成功裏に継続しました。」
グローバル・ハウスバンク戦略の継続的な実行
ドイツ銀行は、2025年年初からの9カ月間もグローバル・ハウスバンク戦略のあらゆる面での実行を加速し続けました。進展には、以下が含まれます。
収益:前年同期比7%の成長、2025年の目標に沿った収益を達成
2025年第3四半期および2025年年初からの9カ月間ともに、当行グループの収益は7%成長しました。当行の各事業部門における収益の推移は、以下のとおりです。
コーポレート・バンク:
インベストメント・バンク:
プライベート・バンク:
アセット・マネジメント:
コストは2025年通年見通しに合致、営業関連以外のコストは正常化
2025年年初からの9カ月間の利息以外の費用は、前年同期から8%減少し、154億ユーロとなり、約208億ユーロの当行の2025年通年の見通しに沿った水準となりました。前年同期比での動向には、予想どおり営業関連以外のコストの大幅な減少が含まれますが、これは主に前年同期のポストバンク関連訴訟引当金の再発がなかったことを反映しています。
2025年年初からの9カ月間の営業関連以外のコストは194百万ユーロで、前年同期から88%の減少となり、これは、前年同期にはポストバンク関連の訴訟に対する純引当金約900百万ユーロが含まれていたためです。一方、2025年年初からの9カ月間の営業関連以外のコストは、ポストバンク関連の引当金の戻入れによって恩恵を受けました。2025年年初からの9カ月間の再編および退職費用は166百万ユーロで、前年同期から32%減少しました。
2025年年初からの9カ月間の調整済コスト1は、前年同期から変動なく、ガイダンスに沿った水準で、152億ユーロとなりました。2025年第3四半期末現在、従業員(常勤相当)は90,330名で、2024年年初からの9カ月間からほぼ横ばいであり、2025年第2四半期末現在の89,426名からは増加しました。2025年第3四半期の増加には、7月に当行に入行した889名の新卒者が含まれています。
2025年第3四半期の利息以外の費用は、前年同四半期から9%増加して52億ユーロとなりました。この増加は主に、前年同四半期の前述のポストバンク訴訟引当金の戻入れが再発しなかったことを反映しています。調整済コストは、四半期ガイダンスに沿った水準で、前年同四半期から変動なく、50億ユーロとなりました。
信用損失引当金は、マクロ経済の不確実性を反映
2025年第3四半期の信用損失引当金は、417百万ユーロ(貸出平均残高の35ベーシスポイント)で、前年同四半期から16%減少し、2025年第2四半期と比較して1%減少しました。不良債権(ステージ3)に対する引当金は357百万ユーロで、2025年第2四半期の300百万ユーロから増加しました。これは主に2025年第2四半期にモデル更新が生じなかったことが主な要因ですが、前年同四半期の482百万ユーロから26%減少しました。正常債権(ステージ1およびステージ2)に対する引当金は60百万ユーロで、2025年第2四半期の123百万ユーロから減少しましたが、モデル更新を主に反映して、引き続き前年同四半期よりは依然として大幅に高い水準を維持しました。
2025年年初からの9カ月間の信用損失引当金は、13億ユーロ(貸出平均残高の37ベーシスポイント)で、前年同期から7%減少しました。不良債権(ステージ3)に対する引当金は、前年同期の14億ユーロから28%減少し、10億ユーロとなりましたが、正常債権(ステージ1およびステージ2)に対する引当金は、313百万ユーロで、モデル更新およびマクロ経済的環境の変化を反映し、前年同期を大幅に上回りました。当行はガイダンスに沿って、2025年下半期の信用損失引当金が2025年上半期から減少することを見込んでいます。
堅調な自己資本比率が株主への配当および事業成長を後押し
2025年第3四半期末現在の普通株式等Tier1(CET1)資本比率は14.5%となり、2025年第2四半期末現在の14.2%から上昇しました。2025年第2四半期からの推移は、その他Tier1資本証券(AT1証券)のクーポン、配当および自社株の買戻しによる控除後の留保利益を通じた、堅調な有機的な自己資本の創出を反映しています。
当行は、最近、2025年9月17日に開始された250百万ユーロの自社株の買戻しプログラムが完了したと発表しました。これにより既に完了している2025年4月に開始された750百万ユーロの自社株の買戻しプログラムと合わせて、年内で自社株の買戻し合計は10億ユーロに達しました。 2025年5月に支払われた2024年の配当を含む2025年の資本分配合計は23億ユーロに達し2024年比で約50%増加しました。
レバレッジ比率は、2025年第3四半期末現在で4.6%となり、2025年第2四半期末現在の4.7%からわずかに低下しました。自己資本の創出によるプラスの影響は、2025年9月に発表済の12.5億ドルのAT1証券の償還により大幅に相殺されました。レバレッジ・エクスポージャーは、2025年第3四半期末現在で1兆3,000億ユーロとなり、2025年第2四半期末現在の1兆2,760億ユーロおよび前年同四半期末現在の1兆2,840億ユーロから増加しました。
2025年第3四半期末現在の流動性カバレッジ比率は、2025年第2四半期末現在の136%から上昇して140%となり、規制要件である100%を上回り、余剰額は670億ユーロとなりました。2025年第3四半期末現在の質の高い流動性資産は2,340億ユーロで、2025年第2四半期末現在の2,320億ユーロから増加しました。安定調達比率は119%となり、2025年第2四半期末現在からわずかに低下しましたが、当行の目標範囲である115%から120%の範囲内にあり、余剰額は1,010億ユーロとなりました。
2025年第3四半期の顧客預金は、6,630億ユーロとなり、2025年第2四半期の6,530億ユーロ、2024年第3四半期の6,500億ユーロに対し増加しました。
サステナブル・ファイナンス:2020年以降の取引高2は4,400億ユーロに到達
2025年第3四半期のサステナブル・ファイナンスおよびESG投資の取引高(DWSを除きます。)2は230億ユーロでした。これにより、2020年1月1日以降の累積取引高は4,400億ユーロとなり、2025年第2四半期末現在の4,170億ユーロから増加しました。
2025年第3四半期におけるドイツ銀行の各事業部門は、以下のとおり貢献しました。
2025年第3四半期における主な取引は、以下のとおりです。
2025年第3四半期において、ドイツ銀行はESG格付の大幅な改善を達成しました。当行のS&Pコーポレート・サステナビリティ評価(CSA)スコアは100点満点中67点から72点に上昇し、サステナリティクスのESGリスク格付スコアは24.8から9.0に改善しました。当行は、ドイツおよびインドにおける「コーポレート・レスポンシビリティ最優秀銀行」ならびに「アジアのダイバーシティ&インクルージョン最優秀銀行」を含む、ユーロマネーの「アワード・フォー・エクセレンス」の11の賞を受賞しました。
1 本項目およびその他のGAAP以外の財務的測定尺度の詳細については、2025年第3四半期補足財務データ(英文)の15頁から21頁の「GAAP以外の財務的測定尺度」および2025年9月30日に終了した期間に関する収益報告書(英文)の57頁から62頁の「GAAP以外の財務的測定尺度」をそれぞれご参照ください。
2 コーポレート・バンク、インベストメント・バンク、プライベート・バンクおよびアセット・マネジメント
プレスリリースの全文をダウンロードする