インベストメント・バンクおよびコーポレート・バンク担当の専任取締役の選任、管理部門の新たな組織、CEOのゼーヴィングの2026年までの新たな契約、レベッカ・ショートの取締役会への参加
ドイツ銀行は本日、取締役会の再編を発表しました。この再編は、2020年12月に開始した改革の第三段階に向け、当行の経営陣を調整するものです。今回の再編では、当行が昨年業績を回復し黒字に転じたことを受け、持続可能な収益性を確保するために、経営陣を4つの事業部門により注力させることを目指しています。当行はまた、内部統制、コストおよびリスクにさらに重点的に注力するため、一部の管理部門の再調整も行いました。同時に、監査役会は、現経営体制の継続を明確に示す意向であり、最高経営責任者(CEO)のクリスティアン・ゼーヴィングと2026年4月までの新たな契約を締結する予定です。
今回の再編の一環として、ゼーヴィングは、インベストメント・バンクおよびコーポレート・バンクの職責を、現在改革最高責任者(Chief Transformation Officer)を務めているファブリツィオ・カンペッリに委譲します。これに関連して、CEOには新たに人事の職責が加わります。人事のグローバル責任者であるマイケル・イルグナーは、ゼーヴィングに報告を行います。イルグナーは今後、グローバル不動産も統括し、当行の同分野における戦略を将来の労働環境に適合させていきます。
改革最高責任者の職務は、カンペッリから新たに取締役会に加わるレベッカ・ショートに引き継がれます。ショートは現在、グループ・プランニングおよびパフォーマンス・マネジメントの責任者であり、グループ・マネジメント・コミッティー(GMC)のメンバーです。ショートはまた、チーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)の職務からグローバル調達部門を引き継ぎ、取締役会においてはキャピタル・リリース・ユニットの責任者となります。
今後、チーフ・オペレーティング・オフィサーの職務は、取締役会における独立した役職ではなくなり、COOが担当する分野は、取締役会の複数のメンバーによって分担されることになります。これにより、COOの事業関連職務のうち、これまで集約的体制で行われていたインベストメント・バンクおよびコーポレート・バンクの支援に関する部分は、カンペッリを責任者とする体制の下で、それぞれの事業により近いところから行われることになります。カンペッリは、プライベート・バンクや資産運用会社であるDWSにおいてその効果が立証された、事業およびオペレーションにおけるフロントからバックオフィスまでの連携強化に責任を負うことになります。テクノロジー、データおよびイノベーション(TDI)担当の取締役であるベルント・ロイケルトが、COO担当の残る分野の大半について責任者となる予定です。
再編により、現在のチーフ・オペレーティング・オフィサーであるフランク・クンケは、当行を退職します。
当行のリスク管理および内部統制部門も、再編の対象となります。取締役会の最古参メンバーであり、チーフ・リスク・オフィサーを務めるスチュアート・ルイスは、2022年の年次株主総会において退任する意向を監査役会に伝えました。秩序を保ちつつ移行を行うため、チーフ・アドミニストラティブ・オフィサーであり、法務および規制関連部門担当の取締役であるシュテファン・シモンが、2021年5月からコンプライアンスおよび金融犯罪対策の責任者となります。これは、とりわけ法律上の要件による影響が大きく、規制当局との緊密な対話が必要な部門の統合を目的としたものです。上記を除き、チーフ・リスク・オフィサーの職務に変更はありません。監査役会は、おってルイスの後任を決定します。
プライベート・バンクにおいても異動があります。現在、当行のホームマーケットのポストバンク・ブランドを管理しているラース・ストイがプライベート・バンク(ドイツ)の責任者となり、当行のプレジデントでありプライベート・バンク(ドイツ)の責任者の役割を暫定的に担っているカール・フォン・ローアに報告します。ストイはまた、グループ・マネジメント・コミッティー(GMC)のメンバーにもなります。これにより、フォン・ローアは、自身のプレジデントとしての責務、ならびにプライベート・バンク全体およびアセット・マネジメントにおけるドイツおよびEMEA地域についての職務に、より多くの時間を割くことができるようになります。
監査役会会長のパウル・アッハライトナーは次のように述べています。「クリスティアン・ゼーヴィングとその経営陣は、この3年間に当行を目覚ましい形で改革し、強化しました。」「現在の優先事項は、効率性、効果的な内部統制および持続可能な収益性の実現を掲げる当行の改革の次の段階に、取締役会を適合させていくことです。今回の各職責の再編により、CEOは、顧客中心主義、サステナビリティ、内部統制環境等の部門横断的な優先事項に注力することができるようになります。全体として、当行のリーダーシップは良い状況にあると言え、これはクリスティアン・ゼーヴィングとの新たな契約にも表れています。」
アッハライトナーはまた、退任する取締役会メンバーのフランク・クンケに向けて感謝の意を述べました。「フランク・クンケは、この3年間にわたり当行のCOOとして、当行の安定化および当行の戦略的目標の達成を確実にするために重要な役割を果たしてきました。当行は、フランク・クンケの通算35年にわたる当行への献身および成果をあげた業績に感謝すると同時に、彼の今後のご多幸を祈っています。」
上記の異動は、規制当局の承認を条件として、すべて2021年5月1日付で行われます。
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インベストメント・バンクおよびコーポレート・バンク担当の専任取締役の選任、管理部門の新たな組織、CEOのゼーヴィングの2026年までの新たな契約、レベッカ・ショートの取締役会への参加
ドイツ銀行は本日、取締役会の再編を発表しました。この再編は、2020年12月に開始した改革の第三段階に向け、当行の経営陣を調整するものです。今回の再編では、当行が昨年業績を回復し黒字に転じたことを受け、持続可能な収益性を確保するために、経営陣を4つの事業部門により注力させることを目指しています。当行はまた、内部統制、コストおよびリスクにさらに重点的に注力するため、一部の管理部門の再調整も行いました。同時に、監査役会は、現経営体制の継続を明確に示す意向であり、最高経営責任者(CEO)のクリスティアン・ゼーヴィングと2026年4月までの新たな契約を締結する予定です。
今回の再編の一環として、ゼーヴィングは、インベストメント・バンクおよびコーポレート・バンクの職責を、現在改革最高責任者(Chief Transformation Officer)を務めているファブリツィオ・カンペッリに委譲します。これに関連して、CEOには新たに人事の職責が加わります。人事のグローバル責任者であるマイケル・イルグナーは、ゼーヴィングに報告を行います。イルグナーは今後、グローバル不動産も統括し、当行の同分野における戦略を将来の労働環境に適合させていきます。
改革最高責任者の職務は、カンペッリから新たに取締役会に加わるレベッカ・ショートに引き継がれます。ショートは現在、グループ・プランニングおよびパフォーマンス・マネジメントの責任者であり、グループ・マネジメント・コミッティー(GMC)のメンバーです。ショートはまた、チーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)の職務からグローバル調達部門を引き継ぎ、取締役会においてはキャピタル・リリース・ユニットの責任者となります。
今後、チーフ・オペレーティング・オフィサーの職務は、取締役会における独立した役職ではなくなり、COOが担当する分野は、取締役会の複数のメンバーによって分担されることになります。これにより、COOの事業関連職務のうち、これまで集約的体制で行われていたインベストメント・バンクおよびコーポレート・バンクの支援に関する部分は、カンペッリを責任者とする体制の下で、それぞれの事業により近いところから行われることになります。カンペッリは、プライベート・バンクや資産運用会社であるDWSにおいてその効果が立証された、事業およびオペレーションにおけるフロントからバックオフィスまでの連携強化に責任を負うことになります。テクノロジー、データおよびイノベーション(TDI)担当の取締役であるベルント・ロイケルトが、COO担当の残る分野の大半について責任者となる予定です。
再編により、現在のチーフ・オペレーティング・オフィサーであるフランク・クンケは、当行を退職します。
当行のリスク管理および内部統制部門も、再編の対象となります。取締役会の最古参メンバーであり、チーフ・リスク・オフィサーを務めるスチュアート・ルイスは、2022年の年次株主総会において退任する意向を監査役会に伝えました。秩序を保ちつつ移行を行うため、チーフ・アドミニストラティブ・オフィサーであり、法務および規制関連部門担当の取締役であるシュテファン・シモンが、2021年5月からコンプライアンスおよび金融犯罪対策の責任者となります。
これは、とりわけ法律上の要件による影響が大きく、規制当局との緊密な対話が必要な部門の統合を目的としたものです。上記を除き、チーフ・リスク・オフィサーの職務に変更はありません。監査役会は、おってルイスの後任を決定します。
プライベート・バンクにおいても異動があります。現在、当行のホームマーケットのポストバンク・ブランドを管理しているラース・ストイがプライベート・バンク(ドイツ)の責任者となり、当行のプレジデントでありプライベート・バンク(ドイツ)の責任者の役割を暫定的に担っているカール・フォン・ローアに報告します。ストイはまた、グループ・マネジメント・コミッティー(GMC)のメンバーにもなります。これにより、フォン・ローアは、自身のプレジデントとしての責務、ならびにプライベート・バンク全体およびアセット・マネジメントにおけるドイツおよびEMEA地域についての職務に、より多くの時間を割くことができるようになります。
監査役会会長のパウル・アッハライトナーは次のように述べています。「クリスティアン・ゼーヴィングとその経営陣は、この3年間に当行を目覚ましい形で改革し、強化しました。」「現在の優先事項は、効率性、効果的な内部統制および持続可能な収益性の実現を掲げる当行の改革の次の段階に、取締役会を適合させていくことです。今回の各職責の再編により、CEOは、顧客中心主義、サステナビリティ、内部統制環境等の部門横断的な優先事項に注力することができるようになります。全体として、当行のリーダーシップは良い状況にあると言え、これはクリスティアン・ゼーヴィングとの新たな契約にも表れています。」
アッハライトナーはまた、退任する取締役会メンバーのフランク・クンケに向けて感謝の意を述べました。「フランク・クンケは、この3年間にわたり当行のCOOとして、当行の安定化および当行の戦略的目標の達成を確実にするために重要な役割を果たしてきました。当行は、フランク・クンケの通算35年にわたる当行への献身および成果をあげた業績に感謝すると同時に、彼の今後のご多幸を祈っています。」
上記の異動は、規制当局の承認を条件として、すべて2021年5月1日付で行われます。
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