プレスリリース December 10, 2019

ドイツ銀行、改革戦略の着実な進展を報告、財務目標を再確認

ドイツ銀行(銘柄コードXETRA: DBKGn.DE/NYSE: DB)は本日、改革戦略の進捗において、改革が目標に沿って、あるいは目標を上回るペースで進展していることを報告しました。

当行は、2019年、2020年および2022年のコスト削減目標を再確認しました。改革関連費用およびBNPパリバへのグローバル・プライム・ファイナンスの譲渡の影響を除く2019年通年の調整済コストは、2018年から60億ユーロ近く減少し、215億ユーロとなる見込みで、2020年には195億ユーロ、2022年には170億ユーロとすることを目標としています。

さらに当行は、既存の資本の範囲内で改革戦略を実施し、改革の実施期間を通じて普通株式等 Tier 1(CET1)資本比率を常に12.5%以上に維持するというコミットメントを再確認しました。キャピタル・リリース・ユニットにおける資産の削減は、計画を上回るペースで進んでいます。当行は現在、2019年末現在のCET1資本比率は13%を上回るものと想定しています。

CEOのクリスティアン・ゼーヴィングは、次のように述べています。「ここ数カ月間において、当行は戦略的改革のあらゆる面において著しい進展を遂げました。当行は計画に沿って改革を実施しており、いくつかの分野においては計画を先行しているものすらあります。」

また当行は、2022年に税引後有形株主資本利益率(RoTE)を8%とする目標を再確認しました。経営陣は、外部の阻害要因(特にユーロ圏の金利動向)を考慮すると、これは相当高い目標となっているものと認識しています。当行は、低金利の影響を実質的に相殺するため、一連の施策を実施してきました。これらの施策には、貸出金の増加、マイナス金利の一定の範囲での顧客転嫁、流動性準備金の最適化を進めるためのバランスシート上の施策および欧州中央銀行が導入した中央銀行預金金利の階層化の利用が含まれます。当行は本日、キャピタル・リリース・ユニットを含まないコア・バンクについて、税引後有形株主資本利益率(RoTE)を2022年に9%超とする目標を発表しました。

経営陣は、主として低金利環境がプライベート・バンクおよびコーポレート・バンクの中期的な収益見通しに影響を与えるものと予想しています。しかしながらこの影響は、現在、インベストメント・バンクの増収ならびにコーポ―レートおよびその他の部門の業績改善により、一部相殺されるものと見込まれています。

当行は、インベストメント・バンクの2019年第4四半期の現在までの収益の状況、特に債券および為替セールス/トレーディングにおいて収益が前年同四半期を上回っていることを喜ばしく思っています。

CEOのクリスティアン・ゼーヴィングは、次のように述べています。「前例のない改革においては、好調なスタートを切ることが何より重要でした。当行が踏み出した道に対し、顧客の皆様、規制当局、そして当行従業員が揃って揺るぎない支持を表明して下さいました。この支持が、当行改革の規律ある進展を後押しすることでしょう。」


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