プレスリリース June 28, 2018

DB USAコーポレーション:連邦準備制度理事会の2018年の包括的資本分析検査の結果

連邦準備制度理事会(FRB)は、本日午後、DB USAコーポレーション(DBUSA)に対する2018年の包括的資本分析検査(CCAR)の結果を発表しました。FRBは、DBUSAの資本計画案に対し、定量的な基準では異論はないものの、定性的理由により異議を述べました。DBUSAおよび米国で営業する外国の銀行の中間持ち株会社(IHC)が正式にCCARに参加するのは、今年が初めてでした。

DB USAコーポレーションは、資本計画能力や管理体制およびインフラの改善に向けて、相当額の投資を行っています。DBUSAは、様々なプログラムで進展を続けており、また、引き続きその取り組みを強化するとともに、内部および規制上の双方の期待を満たすべく、規制当局と建設的に協働していく予定です。

定量的な基準では、FRBは、過度に厳しい経済シナリオにおいても、DBUSAの普通株式等Tier 1資本比率は、規制上必要とされる4.5%の最低基準を十分上回り、対象となる9四半期の期間のいずれの時点においても12.2%を下回らないものと想定しました。また、FRBは、DBUSAのTier 1レバレッジ比率についても規制上の最低基準である4%を引き続き大幅に上回り、同期間において5.7%を下回らないものと想定しました。その他の規制自己資本比率についても、全て最低基準を上回りました。

DB USAコーポレーション自己資本比率:実績およびストレス下における最低値のDFAST1平均との比較

自己資本比率

最低基準

2017年第4四半期実績

「過度に厳しい」9四半期における最低値

「過度に厳しい」9四半期における最低値のDFAST平均2

 

普通株式等Tier 1資本比率

4.5

16.5

12.2

7.9

Tier 1資本比率

6.0

25.9

21.7

9.5

総自己資本比率

8.0

25.9

22.0

12.1

Tier 1レバレッジ比率

4.0

7.2

5.7

6.1

補足的レバレッジ比率3

3.0

該当なし

5.2

4.7

1FRBのドッド・フランク法ストレステスト(DFAST)
22018年、「過度に厳しい」シナリオに基づき評価された、DFAST参加企業35社すべての9四半期における平均最低値
3「先進的アプローチ」適用企業について算出される

DBUSAはIHCであり、2018年3月31日現在の保有資産は1,330億米ドルでした。DBUSAの資産は、ドイツ銀行AGの資産の約7%、ドイツ銀行AGの米国事業全体の資産の28%に相当します。DBUSAの主要な子会社は、SEC登録ブローカー・ディーラーであるドイチェバンク・セキュリティーズ・インク、米国連邦預金保険公社(FDIC)加盟銀行であるドイチェ・バンク・トラスト・カンパニー・アメリカズ、および米国のサービス会社であるDB USAコア・コーポレーションです。

DBUSAおよび他のすべての参加企業に関するFRBのCCARの結果は、FRBのウェブサイトで公開されています。


ダウンロード

この記事をダウンロードする [PDF / 237 kB]